社内SNSがいまいちな件について
社内SNSって最近いろんな会社で導入されていると思う。
ここで目指す効果というのは
- 技術情報、ノウハウの共有
- 日のあたらない草の根活動に日を当てる
- 闊達な意見交換によるモチベーションの向上
ってとこ。
で、現状はどう?って他の会社の人に聞いてみたけど、どこも思ったような効果は出てないみたい。
- 失敗談は情報交換されない(自分の証跡が残るから)
- 草の根活動も見方を変えれば、「忙しいのにあいつ遊んでばっかりしやがって」
- 素朴な疑問を発せない(自分の技能が疑われるから、空気読めない、など)
- 日記には賛辞や同意などの肯定的なコメントしかつかない傾向がある(査定とかの影響が不安らしい)
- 社外Blogとかで技術情報のせた方が高い評価を得られるので社内SNSには書かない
- 日記アップしたら見知らぬ社内の人にストーカーされた(!!!)
- 営業情報はアップしろと言われ忙しい振りをして逃げているけれど、本当はどこのだれがみてるかわからないので怖くて共有できない。
その他もろもろ…。結局SNS入れても社風は変わんないってことだよなー。至極当然だが。
このことについて、提供側のWeb屋さんはどう思ってんのか聞いてみたらこれまた興味深かった。
- 正直SNSシステムを買っても今のままでは効果がないだろう。これが現状。わかって売っている。
- まだシステム導入側には気づかれてないけど、そのうち気づかれるだろう、このままでは長く続かない。
- 本当にWeb屋が目指すべきは、少しでも情報をフラットに活発に交流させる機能を備えること。
- でも答えをみつけることが難しい。仮想空間と現実を乖離させる(匿名性を持たせるなど)しか思いつかない(けどコレだと対企業には売れない)。
たいへんだなー。