東京はヤバくないという考え方について

自分の感覚では、東京も日本全体で見てもヤバさはどっこいどっこいとしか思えない。船ってしずむとき、船首から沈んでいって長い船体が縦になって沈んでいって最後に高く残った船尾がすとんと水面に消えていくイメージがあるけど、東京は沈み行く船日本の船尾なだけなんじゃないかなあ。浸水がすすんでいって逃げる人は生きるためにまずは船尾へ逃げるわけだけど、その過密や混乱状態がいまの東京じゃないのかな?

とはいえ、浮き輪を手に入れて海に飛び込んで生き延びようぜという状況にもかかわらず、まだ船に残っているのは、船の上の社会でしか通用しない自分の財産に未練があったり、浮き輪をどう確保したらよいかわからなかったりな人な訳で、この東京を楽しめるのはやっぱり浮き輪をすでに手に入れた人なんだろうな。浮き輪のある人はさっさと海に飛び込んでくれないとちょっと困るというか、どんどん逃げ場が小さくなり、どんどん沈む速度が速くなるのに。

自分はというとやっぱり浮き輪の作り方からわからない状態なんだけどねぇ…。