ヘンリー・ダーカー展@原美術館

superdry2007-07-08



ヘンリー・ダーカー展に行ってきた。今回はヴィヴィアン・ガールズものが多くて、わりあいメルヘンなものを中心に展示しているらしい。もっと偏狭的で残酷なものも見れたらよかったなあ。


人に見られたり認められたりすることが前提でない、自分のためだけの純粋な創作意欲のみ。 そんな他人を排除した激しい創作意欲が結果的には人に見られることにつながっているということがなんか変な感じというか、世の中って皮肉なものだなあ。


とか、思いながら見てた。


しかし、原美術館は建物が昭和初期のモダニズム様式の建築で、どこをとってももうめっさかっこよくて鼻血でそう。常設展示の方には日本の現代美術家の作品がいくつかあったのだけど、みんな建物に負けてるよと思った。とくに奈良美智のやつ。現実に引き戻されて興ざめ。森村泰昌は笑えたからいいけど。


あと美術館の周辺の御殿山って、リッチで瀟洒な住宅街ですごいセレブの香りがぷんぷんする。港区で平屋って…ありえん。昔からの高級住宅街らしい。吉川英治邸とかも近くにあるらしいし、今度またうろうろしてみよう。