人を<嫌う>ということ
著者は中島義道という哲学者。ここの10/13の日記にもつっこまれているとおりのかなりの癒し系。
著者の中島せんせいはウィーン大学を出た哲学博士の大学教授で、つまりすごい頭がよい。その頭がよい人がなぜこんな本を出したかとゆうと、妻子に激しく嫌われて家を追い出され、今も家庭内別居状態を続ける著者にとって、「嫌い」という感情はもはや生きるために解明せずにはおれないテーマなのであり…て、それは本出してる場合じゃないような…。
内容も一見変だけどかなり真っ当な独白。常識的ないいひとの方が、嫌いな人へ対応はとてつもなく残酷だよね〜みたいな。常識とか正義とかはあやふやなくせにとてつもない力を持ってるから始末に負えない。