地下鉄で携帯を見ない大阪人という現象について

地下鉄で携帯を見ない大阪人 - jkondoのはてなブログ

東京と大阪の違いはマナー意識の差ではないよねという意見をだらだら書いてみる。

人間はコミュニケーションをより得ることがその人の行動の大きな原動力になる。遊び友達が初めたというサイトを見て、自分も作りたいとメカオンチの父にダダをこねられた人は私だけではないはずだ。CDが売れなくて音楽が商売にならなくなってきたのは、それがコミュニケーションツールとして成立しなくなったからだ。音楽データを取り込む方が全然みんなと交流できるだもんね。

でもって携帯でチェックしなきゃ行けないような情報が大阪ではまだコミュニケーションとしてはまだ東京より弱い。だからあんまり見ないのでは?東京と大阪の違いはマナー意識の差ではなくて。大阪では口コミを重視する傾向がある気がしてて、なんで重視するかというと、古くから栄えてきたため触れちゃいけない暗部を多く抱えることと、そこを触れないようにする気質(笑いに消化したりしてね)。あと閉鎖性もわりとある。そもそも、Hanakoなどの情報誌とか全然売れてないしな。Webで検索してもおいしい店とか意外なほどでてこない。おいしい店は仲良い人にだけこっそり教える。ギブ&テイク意識も強いかも知んない。商人根性も持ち合わせてるし。

つまりその街の成り立ちからなるコミュニケーションの地域差なのではと。そう考えると面白い。日本中で分析してみたいなあ。こういうの文化人類学の範疇なんですかね。Webの世界だとやたらグローバリゼーションだのフラット化だので世界が単一化して認識しがちだけど細部もちゃんと意識しないと。日本人の中で日常的にWeb使ってない人の方がほとんどだ。その意識改革の第一歩として東京からはなれるのはアリだと思う。

まあ地下鉄も碁盤の目状であり、乗り換え頻度が多くて長くひとつの電車に乗るということがないせいは絶対あるかも。でもマナー意識は関係ないっしょ。逆に電車で携帯でしゃべってる人も多い。まあ、皆方々でしゃべってるので騒がくて逆に気にならないぐらいかも。