きもい再考

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051212-00000001-san-soci


大学の頃など、塾講師している男友達が教え子のことを性的な対象としてみて夢心地なのを知って、「うええ」と言葉にならない拒否反応が出たものですが、あれは男友達の趣味がロリコンということ自体にひいたのではなかったのだなぁと思い直した。


女は常に性的な目にさらされるのが宿命というか、まーそーなんですけど、思春期はその宿命に気づく時期なわけで。今までそういう目で見なかった人がそういう目で見だす時期なんで、そういう求心力のあるものに変化してしまった自分の体も気持ち悪いし、その求心力(よーは性欲)も得体が知れなくて気持ち悪い。でもまぁ常に気持ち悪がっていても自分の神経も持たないし、相手にも悪いし、でも普通に生活してるだけで気持ち悪くて悪くてギリギリのところで毎日やり過ごす日々なわけです。(私の場合だけかもしれんがでも大概こんな感じじゃないのかな。まぁこの気持ち悪さに折り合いを付けて大人になってゆくのでは。)


ロリコンな関係を見るにつけ聞くにつけ、印象としてよみがえってくるのはまさにこの時の気持ち悪さ。SMとかスカトロとか露出狂とかの他のアブノーマルな性的関係と全く別の嫌悪感であり、とりわけ世間的に大きく非難されるのも(趣味の問題ですまされないのも)この時の嫌悪感は程度の差こそあれど誰でも体験しているものであるからなのだなと思ったり。


それを考えると、ロリコンな関係って片道一方通行なばかりで成立自体が難しいので、性急に成立させようとすると、幼子には持ち得ない金銭面/暴力面でものいわす感じに流れるのが易しいのだな、だから犯罪を誘発する傾向にあるのだなと思う。納得。


この事件でよみがえるのはやっぱり気持ち悪さのみ。思考停止しそうなのを頑張って考えてみたけど、全然当たり前のことしか考えられなかったな…。論客にはなれないっす。